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2024年11月2日(土)SOUND & CITY Presents Playing with Ghosts: Kei Matsumaru

October 04, 2024

パノラマティクスの齋藤精一と黒鳥社の若林恵。人気ポッドキャスト「メタバースえとせとら」のタッグが企画する音楽イベント「SOUND & CITY」の第5弾を、2024年11月2日(土)にHANEDA INNOVATION CITYで開催します。
今回は、⻤才サックスプレイヤー松丸契を迎え、HICity内の複数の音響空間を巡ります。

デジタル世界が物理世界と融合し、その境界線が曖昧になっていくなか、「私」という存在を規定してきた境界線も曖昧化する。そこにいないのにいることを可能にし、わたしを分人化していくテクノロジーによって、「私」を自分のものとして繋ぎとめていく手立てを失っていくわたしたちは、ゴースト化しながら複数の「私」とともに生きている。リモート空間からのテレライブで幽霊と化し(Apparition)、空間のなか複数化した自分と戯れ(Dividual)、鏡像化した音響空間で自分自身と対峙する(Mirage)。鬼才サックスプレイヤー松丸契とS&Cとのコラボレーションによる3部構成のパフォーマンスが描き出すのは、自分のゴーストと戯れながら、どの自分が本当の自分なのかがもはや定かでない魔術的存在と化したわたしたち自身の姿だ。(若林恵)

SOUND & CITY Presents Playing with Ghosts: Kei Matsumaru
開催日時: 11月2日(土)14:00〜18:00
企 画: 齋藤精一・若林恵
出演: 松丸契
会 場: DEJIMA (ZONE E / 2 階)、HICity 各所 https://haneda-innovation-city.com
参加費: 無料 要申込 https://sound-and-city-202411.peatix.com
プロダクションマネジメント: 佐々木実(パノラマティクス)
協賛: 羽田みらい開発株式会社
協力: 鹿島建設株式会社

※タイムテーブル(後日、公開予定)
※当日の進行状況により変更になる可能性があります。
※本イベントのオンライン配信はありません。
※当日や事前の情報共有は、前回同様、Discordを活用いたします。事前にスマートフォン等へのインストールをお願いいたします。
Discord 公式サイト

SOUND & CITY 2023の様子

松丸契
サックス奏者・作曲家。1995 年生まれ。パプアニューギニア出身。米音大卒業後 2018 年より東京を拠点に活動中。石若駿、石橋英子、ジム・オルーク、山本達久、大友良 英、岡田拓郎、Dos Monos、浦上想起、betcover!! を始め様々なアーティストやグループで演奏する一方、作曲/即興の可能性を探求するソロでの制作やライブ活動も精力的に行っている。2022年秋に最新作『The Moon, Its Recollections Abstracted』をリリース。Apple Vinegar Music Award 2023 大賞受賞。役者として 2023 年 10月公開予定の映画『白鍵と黑鍵の間に』に出演。Forbes Japan 30 Under 30 2023。

若林恵
黑鳥社/WORKSIGHT コンテンツディレクター。平凡社『月刊太陽』編集部を経て2000年にフリー 編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012 年に『WIRED』日本版編集⻑就任、2017 年退任。2018 年、黑鳥社設立。著書『さよなら未来』(岩波書店)、責任編集『NEXT GENERATION GOVERNMENT 次世代ガバメント:小さくて大きい政府のつくり方〈特装版〉』(黑鳥社)、宇野重規氏との共著に『実験の⺠主主義: トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書)、畑中章宏氏との共著に『忘れられた日本人』をひらく』(黑鳥社)。 https://blkswn.tokyo

Photo by Kaori Nishida

齋藤精一
パノラマティクス主宰。建築デザインをコロンビア大学建築学科で学び、2006年、株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。2020 年に地域デザイン、観光、DX 等を 手がけるデザインコレクティブ「パノラマティクス」を結成。2023 年よりグッドデザイン賞審査委員⻑。株式会社アブストラクトエンジン代表取締役。2025 年大阪・関⻄万博 EXPO共創プログラムディレクター。

Photo. Muryo Honma(Rhizomatiks)