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2025年3月15日(土)『我が国のデザイン資源をアーカイブすることの意義と意味』(経済産業省共催)

February 22, 2025

日本が育んできた豊かなデザインの歴史や文化は、形ある作品のみならず、その制作プロセスやアイデアの源泉など、多様な視点から捉えることで新たな価値を生み出します。今回のイベントでは、経済産業省の委託事業である我が国企業のデザイン資源を活用した海外展開促進事業の広報の一環で、「日本のデザイン資源をアーカイブすることの意義と意味」をテーマに、各界の有識者をお招きして闊達な議論を展開いたします。単に作品や資料を保存するだけでなく、それらを未来の創造へどう活かしていくかという視点を共有しつつ、私たち一人ひとりが担う役割を探っていきます。本イベントを通じ、アーカイブ活動を「知る」だけでなく、自らの得意分野や興味を活かして「参加する」一歩を踏み出してみませんか。日本のデザインが秘める可能性を次の世代へ伝え、さらなる発展をともに目指すために、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

日時:2025年3月15日(土)15:30 -17:30 
   受付 15:15 / 開演 15:30 / 終演 17:30 / 閉場 18:00
   ※本イベントのオンライン配信や事後のアーカイブ配信は予定しておりません。

会場東京国立近代美術館 講堂(千代田区北の丸公園3−1、地下1階)

参加費:無料(要事前申込)
    お申込はこちら https://design-design-design.peatix.com

ゲスト登壇者(敬称略):
岩井 美恵子|国立工芸館


国立工芸館工芸課長。成城大学大学院文学研究科美学美術史専攻博士課程前期修了。岐阜県現代陶芸美術館、パナソニック汐留美術館、東京国立近代美術館工芸課を経て、2022年より現職。文化庁「文化審議会専門委員(文化財分科会)」、公益財団法人三谷文化芸術保護情報発信事業財団選考・諮問委員、国際交流基金「令和7年度石橋財団・国際交流基金 日本美術リサーチフェローシップ」審査、日本伝統工芸展陶芸部門第一次鑑査委員(第70回、71回)なども務める。

関 康子|NPO 法人建築思考プラットフォーム(PLAT)

NPO法人建築思考プラットフォーム理事。『AXIS』編集長を経てフリーランスのエディター、ライターとして活動。2001年、子どもの遊び文化を創造するためのトライプラスを設立、ワークショップ、展覧会の企画運営、『おもちゃと遊びのコンシェルジェ』を出版。2015年、NPO法人建築思考プラットフォーム(PLAT)を共同設立、「日本のデザインアーカイブ実態調査」事業を開始。 主な著書(編著)に『世界のおもちゃ100選』(中央公論新社、2003)、『ニッポンのデザイナー100人』(共著、朝日新聞社、2005) 『ニッポンをデザインした巨匠たち』(共著、朝日新聞社、2006)、『倉俣史朗読本』(ADP、2012)『倉俣史朗入門』(ADP、2021)など。

野見山 桜|五十嵐威暢アーカイブ

パーソンズ・スクール・オブ・デザインでデザイン史とキュレトリアルスタディーズの修士号を取得。東京国立近代美術館勤務を経て、現在は五十嵐威暢アーカイブのディレクターを務めながら、デザインに関する展覧会の企画、書籍・雑誌のテキスト執筆、翻訳などを行う。近年の仕事に書籍『Igarashi Takenobu A to Z』(Thames & Hudson、2020年)、展覧会『DESIGN MUSEUM JAPAN展2024~集めてつなごう 日本のデザイン~』(国立新美術館、2024年)などがある。

ファシリテーター:
倉森 京子 |株式会社NHKエデュケーショナルコンテンツ制作開発センター 美術教養グループ 
チーフ・プロデューサー
 

1987年NHK入局。ディレクターとして岡山放送局に赴任。その後、社会情報番組部を経て、1996年からはNHKおよびNHKエデュケーショナルで「日曜美術館」を中心に美術番組を担当。美術やデザインに関する番組や、番組から展開するイベントを開発する。制作した主な番組に、NHKスペシャル「桂離宮」。4K番組「三宅一生 デザインのココチ」「ビューティフル・スローライフ」。8K番組「ルーブル美術館」「オルセー美術館」「国宝へようこそ」。シリーズ番組として「テクネ 映像の教室」「びじゅチューン!」「やまと尼寺 精進日記」「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」など。2020年より、番組と展覧会を両輪として進めるプロジェクト「デザインミュージアムジャパン」に携わる。 
一般社団法人Design-DESIGN MUSEUM代表理事。女子美術大学特別招聘教授。国立新美術館評議員。 

齋藤 精一|株式会社アブストラクトエンジン、パノラマティクス主宰

1975年 神奈川県伊勢原市生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学ぶ。2006年に株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。社内アーキテクチャ部門を率いた後、2020年に「CREATIVE ACTION」をテーマに、行政や企業、個人を繋ぎ、地域デザイン、観光、DXなど分野横断的に携わりながら課題解決に向けて企画から実装まで手がける「パノラマティクス」を結成。
2023年よりグッドデザイン賞審査委員長。2023年D&AD賞デジタルデザイン部門審査部門長。2025年大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター。

制作:
佐々木 実(パノラマティクス)

共催
経済産業省
株式会社アブストラクトエンジン
株式会社NHKエデュケーショナル
一般社団法人Design-DESIGN MUSEUM

後援
Tokyo Creative Salon

注意事項:
・講堂内及び講堂前ロビーでの飲食はご遠慮ください。講堂ロビー脇に冷水器を設置しておりますのでご利用ください。また、館内での食事はエントランスを含めご遠慮ください。美術館併設レストラン又は近隣の飲食店若しくは前庭等をご利用ください。
・建物内での火気の使用(喫煙を含む)は禁止されております。
・駐車場はありませんので、近隣の駐車場をご利用ください。
・館内には飲食施設がないため、最寄りのパレスサイドビル内にございます、飲食店等を適宜ご活用ください。